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南米で「コロナ汚職」横行 病院建設費詐取や支援金着服疑惑 知事や閣僚まで

家宅捜索が続くリオデジャネイロ州知事公邸の周囲を巡回する警察官=ブラジル・リオデジャネイロで5月26日、ロイター

 南米諸国で、新型コロナウイルスの緊急対策に絡んだ汚職などで政治家や公務員が摘発されるケースが相次いでいる。医療機器購入の際、行政当局が業者と正規に契約したように装い、公金をだまし取る手法が目立つ。南米がパンデミック(世界的大流行)の中心地となった中、政官財の根深い汚職体質が混乱に拍車をかけている。

 ブラジル南東部リオデジャネイロ州議会は10日、汚職疑惑を理由にビッツェル知事の弾劾手続き開始を全会一致で可決した。知事は議会特別委員会の審理などを経て、失職する可能性がある。

 州政府は感染拡大後、臨時病院建設費などに1億8700万ドル(約200億円)以上の支出を決定。だが警察は5月、業者と結託して契約額を水増しし、差額をだまし取った疑いで、州保健当局高官らの身柄を拘束した。さらに5月下旬には知事の関与も浮上。知事公邸を家宅捜索し、押収した携帯電話やパソコンなどをもとに捜査を進める。

 同州内の医療体制は危機的状況にあり、州政府は集中治療室(ICU)を備えた7カ所の臨時病院建設を予定する。だが建設は遅れ、5月末までにオープンしたのは1カ所のみ。多くの重症患者がICUに入れない状況だ。同州では過去4年間で知事経験者計5人が拘束されており、汚職による混乱が続く。ビッツェル知事は「私は汚職防止のために選挙で選ばれた」と述べ、疑惑を否定している。

 ブラジル以外も汚職は深刻だ。ボリビア警察は5月20日、病院の人工呼吸器納…

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