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「広げた風呂敷の閉じ方をきちんと」 財政審、新型コロナ対策巨額支出の検証求める

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財務省=井出晋平撮影
財務省=井出晋平撮影

 財務省は1日、有識者らでつくる財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会を開き、政府の新型コロナウイルス対策について議論した。2020年度第2次補正予算案に盛り込んだ10兆円の予備費など巨額支出の内容を十分に精査し、検証することが必要との意見が出た。財政健全化に向け、海外に比べて遅れているデジタル化やビジネスモデルの転換など、必要な分野への「賢い支出」を求める声も相次いだ。

 会議は非公開で行われた。終了後に同省で記者会見した増田寛也会長代理によると、20年度第1次補正予算と第2次補正予算案で計約120兆円に上る財政支出について、委員らは「緊急時でやむを得ない」とおおむね容認した。ただし「広げた風呂敷の閉じ方をきちんと考えるべきだ」「感染者数や死者数から見て対策が妥当だったか後で検証する必要がある」などと、財政規律の観点から過剰な支出がなかったか事後に厳しく点検すべき…

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