メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

読書日記

著者のことば 透明な夜の香り 千早茜さん 芳潤な世界に触れる

山口真由子さん撮影

 ■透明な夜の香り 千早茜(ちはや・あかね)さん 集英社・1650円

 本書を開けば、芳潤な香りの世界が広がる。ハーブティー、バラのジャム、常緑の香木……。香りは人の心に作用し、記憶にも深く関わるという。「私自身、においに敏感な方で、香りの良いものが好き。香りをテーマに書きたいと思って調べていたら、嗅覚は記憶に直結した感覚だと知りました」。そこから過去の傷や秘密を巡る物語のイメージを膨らませた。

 主人公の元書店員・若宮一香(いちか)は、人並み外れた嗅覚でどんな香りも再現する天才調香師・小川朔(さく)と出会う。朔の住む洋館で家政婦兼事務員として働き始めた一香。朔のもとにはオーダーメードの香りを求めて次々と依頼人が訪れる。執筆前に調香師を取材し、「においの評価には感情が入るので曖昧なところがある。面白い世界だなと思いました」。

この記事は有料記事です。

残り557文字(全文922文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ソウル市長、遺体で発見 「遺言」残し失踪 元秘書がセクハラ訴え

  2. あぶり出された若年層感染 中高年へ「感染及ぶ兆し」 東京最多224人

  3. 特権を問う 「Yナンバーに気をつけろ」沖縄移住の女性が体験した「基地の島」の現実とは?

  4. 東京都、新たに感染者224人確認 過去最多 新型コロナ

  5. 「健康とはほど遠い」 陰性になっても続く倦怠感と嗅覚障害 新型コロナ「後遺症」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです