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テレビ番組に出演していた若い女性が、突然、亡くなった。SNSでの誹謗(ひぼう)中傷でとても苦しんでいたことがわかっている。とても悲しく残念だ。
女性が出演していたのは、「リアリティーショー」と呼ばれる番組だ。台本がないまま撮影されるこのスタイルの番組の歴史は、とても古い。アメリカでは1948年に日本で“ドッキリカメラ”といわれるような番組が始まり、かなり長く親しまれたとされている。73年には、平凡な一家にカメラが密着して夫婦ゲンカなども記録する番組が放映され、全米で大きな話題となったという。
俳優の名演技や歌手のすばらしい声を楽しめるだけでなく、「自分と同じような人たちの様子や生活を見せてくれる」のもまたテレビの魅力なのだ。視聴者は自分と同じように悩んだり悲しんだりする人を見て、「みんな同じなんだ」とホッとしたり、そこから自分の問題を解決するヒントを得たりする。
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