- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

「我が国で6億人は、月収が1000元(約1万5000円)に過ぎない」。中国の李克強首相が5月28日、全国人民代表大会(全人代=国会)閉会後の記者会見で明かした数字が国内で波紋を広げている。習近平国家主席は2020年までの「貧困撲滅」を公約に掲げているが、李氏の言葉によって低所得層の厳しい暮らしぶりや貧富の差の大きさが図らずも浮き彫りとなったからだ。
中国国家統計局によると、19年末の農村貧困人口は551万人(前年同期比1109万人減)。習指導部が発足した12年末の9899万人から大幅に減少し、20年末に「ゼロ」を達成する計画だ。
この記事は有料記事です。
残り696文字(全文964文字)