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「獣道を行く厳しさ」発熱外来、対応限界 高崎の病院が指摘する“司令塔”の必要性

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発熱外来で診察する様子を再現する錦戸崇医師。フェースシールドの代用に草刈り用のフェースプロテクターを装着した=高崎市矢中町の黒沢病院で2020年5月22日、道岡美波撮影
発熱外来で診察する様子を再現する錦戸崇医師。フェースシールドの代用に草刈り用のフェースプロテクターを装着した=高崎市矢中町の黒沢病院で2020年5月22日、道岡美波撮影

 群馬県高崎市内で40年以上地域医療を担う黒沢病院は2月中旬、院内感染防止の観点から、発熱の症状のある患者を一般患者と切り離して診察する「発熱外来」を地域でいち早く開設した。県内初の新型コロナウイルス感染者が確認された3月上旬以降、現場の緊張感は高まり始め、4月中旬には1日に26人を診療。パンク状態となった。「獣道を行く厳しさだった」と、同院運営法人の黒沢功理事長(78)は振り返る。

 医療従事者の感染を予防するための防護服やマスクなど医療物資の確保は困難を極めた。発熱外来担当の錦戸崇医師(43)は「丸腰で戦うのと同じだった」と例える。飛沫(ひまつ)防止のフェースシールドの代用として、再利用可能な草刈り用のフェースプロテクターまで使った。

 当初は発熱外来の診察で感染が疑われても、PCR検査(遺伝子検査)へのハードルは高く、軽症の患者には自主隔離を求めるしかなかった。

 同院は2次救急医療機関であり、腎機能が低下した患者の人工透析治療…

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