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「ここに立つとさまざまな無念がよぎる」雲仙普賢岳噴火29年 犠牲者を悼む僧侶

「子どもたちにあの日のことを語り継ぎたい」と語る吉田恵徳さん(後方は雲仙・普賢岳)=長崎県南島原市で2020年6月2日午後1時17分、徳野仁子撮影

 長崎県の雲仙・普賢岳で1991年6月3日、消防団員ら43人の命を奪った大火砕流を目の当たりにした僧侶の吉田恵徳(えとく)さん(45)=同県南島原市=は、毎年6月3日、現地で犠牲者の冥福を祈ってきた。惨劇から29年。山の景色が変わり、災害の記憶が薄れても、悼むことで記憶をつなぎたい。その思いは今も変わらない。

 あの日、同県島原市の県立島原高校2年生だった吉田さんは、普賢岳から約7・5キロ離れた同県布津(ふつ)町(現南島原市)にある自宅の妙法寺にいた。午後4時8分。「ガラガラ」と岩が転がる音を聞き外へ出ると、山肌に沿って噴煙が滑り落ちるのが見えた。その夜、テレビ画面にちらりと映った黒焦げの遺体に言葉を失った。火砕流は島原市の上木場(かみこば)地区にいた住民や消防団員、報道関係者らを次々に巻き込んでいた。…

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