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唾液PCRは検査拡充遅れた現場を変える切り札なのか 厚労省「無症状でも検討」 

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厚生労働省=東京都千代田区霞が関で
厚生労働省=東京都千代田区霞が関で

 新型コロナウイルスのPCR検査を巡り厚生労働省が2日、新たに認めた唾液の使用は、鼻の奥の粘液を採取する従来の手法に比べて医療者の感染リスクが少ない。厚労省幹部は「今後主流となるだろう」と期待する。医療現場に負担が少ない検査手法を導入し、再流行に備えて検査体制を万全にする狙いがある。

 「これまでに比べ患者の負担も検体採取機関の感染防御の負担も大幅に軽減される」。加藤勝信厚労相は2日の記者会見で、唾液を使う利点をこう強調した。

 厚労省は再流行は避けられないとみて、対応が遅れてきた部分へのテコ入れを図っている。検査体制の拡充は柱の一つだ。政府の専門家会議は国内でPCR検査の拡充が遅れた一因として、検体採取に必要な医療用防護具が不足していると指摘。日本医師会も、防護具の必要がない唾液の使用を求めてきた。

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