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米国仕込み「センバツ4強」監督 ドラフト候補も 東北公益文科大に注目

東北公益文科大野球部の横田謙人監督=東京公益文科大提供

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 南東北大学野球連盟の東北公益文科大(山形県)が注目されている。2020年のドラフト候補を擁して19年秋で5年ぶりのリーグ優勝。チームを率いるのは、05年春のセンバツで山形県勢初の甲子園4強に羽黒高を導いた横田謙人監督(50)だ。新型コロナウイルスの影響で20年春のリーグ戦や全日本大学選手権は中止になったが、横田監督は「全国に校名を知らしめたい」と秋の明治神宮大会出場を目標に掲げる。

 南東北大学野球連盟の1部には東日本国際大、石巻専修大、山形大、日大工学部、福島大を含めた6チームが所属する。19年秋のリーグ戦では、全日本大学選手権出場14回を誇る東日本国際大に2試合続けて零封勝ちし、14年秋以来となる2回目の優勝を果たした。横田監督は「強豪を完全に封じて、本当に価値があった」と振り返る。それでも仙台六大学、北東北大学の3連盟で明治神宮大会の出場校を決めるトーナメントでは初戦で敗れた。念願の全国大会には届かなかった。

ドラフト候補に名前が挙がる東北公益文科大の赤上優人=東北公益文科大提供

 リーグ制覇に貢献したのが、ドラフト候補に名前が挙がる速球派右腕の赤上優人だ。赤上は秋田・角館高1年だった14年夏の甲子園メンバー入りし、大学1年で遊撃手から投手に転向した。埼玉であった20年3月のオープン戦では、プロのスカウトが集まる中、150キロを計測したという。横田監督は「成長の証しを披露する舞台がなくなった」と春のリーグ戦中止を残念がる一方で「4年生は春で部を卒業するが、彼は残ってくれた」と喜ぶ。

 神奈川県出身の横田監督は異色の経歴を持つ。小学2年から米国で暮らした。大学でメジャーを目指したが、けがで夢はかなわず帰国し、社会人野球のローソンに所属した。その縁で高校野球の強化に力を入れていた山形県のスポーツ指導員になった後、羽黒高に勤務した。部長として03年夏の甲子園に初出場し、監督として臨んだ05年春のセンバツでは、ブラジル人留学生らを擁して準決勝に進んだ。米国仕込みのコミュニケーションを重視した指導法は当時、話題になった。

 野球が東北公益文科大の強化指定部になった13年、監督に就任した。2年目の初優勝以降は「100人の選手に、目が行き届かなかった」という。18年に運動部寮と室内練習場が完成し、センバツ4強時の教え子がコーチとして支える。横田監督は「2泊3日でリーグ戦を消化する。調整が大変」と地方ならではの苦労を口にしながらも、全国を見据えている。【上鵜瀬浄】

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