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 ソーシャルディスタンスは新しい生活習慣になりそうだ。実はこの「距離を置く」という人間関係は、江戸時代の人々の得意とするところだった。たとえば食卓を囲む、その食卓というものがなかった。食卓は近代になってから定着したものだ。同じ皿から料理を分けることもしなかった。食事は銘々膳と各自の茶わんと箸を使った。銘々膳は前後左右にくっつけることが難しい。旅館などの宴会の情景でもわかるように、向かいの人とはだいぶ距離がある。

 握手もハグもハイタッチもせず、お辞儀をする。お辞儀をするには頭がぶつからないよう、最低160センチぐらいはあけねばならない。家を訪問する際は、込み入った話がない限り上がりこまない。玄関は座るのにちょうど良い高さになっていて、そこに座って用事をすませる。あるいは庭にまわって縁側で話す。この時も、家の者はそばに座りはするが、対面にはならず、距離を置いて斜めに関わることになる。

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