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新型コロナウイルスを防ぐための「新しい生活様式」で必需品とされたマスク。一時期の極端な品薄状態が緩和されつつある中、栃木県の県伝統工芸品「足利の藍染(あいぞめ)」のマスクが注目を集めている。
足利の藍染は、藍草(タデアイ)を発酵させた「すくも」に木灰や小麦の皮を加え、微生物の力を借りて作った染め液で、木綿や麻などの素材を染める天然藍染め。足利市伊勢町に工房「藍絽(あいろ)座」を構える染め師で、2019年県の伝統工芸士に認定された風間幸造さん(55)が手掛けている。
風間さんによると、藍草は色素(インディゴ)のほかケンフェロール、トリプタンスリンなどを含み、抗菌や抗炎症作用が確認されているという。足利の藍染も抗菌効果をアピールポイントにしており、直接肌に触れるTシャツや靴下を製品化している。
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