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改正道交法成立 「同じ悲しみ二度と」 遺族、抑止効果願い

嘉久さんが事故時に身につけていた靴下をひざの上に置き、思い出を語る萩山文子さん=静岡市清水区で5月30日、古川幸奈撮影

 あおり運転の対象となる行為や罰則を初めて定めた改正道路交通法が2日、成立した。あおり運転を巡っては、危険な運転による犠牲者が相次いでも直接取り締まる法律がないままだった。遺族らは、同じような悲しみにくれる人たちがいなくなることを願う。

 神奈川県大井町の東名高速で2017年6月、あおり運転で停止させられた車がトラックに追突されて事故死した夫婦の遺族、萩山文子さん(80)=静岡市清水区=は「やっと、法律ができた。息子が命をささげた意味が少しはあったのかな……」と涙ぐんだ。

 萩山さんの三男の嘉久さん(当時45歳)と妻の友香さん(同39歳)、孫娘2人の乗った車は石橋和歩被告(28)=自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪で1審・懲役18年、控訴審で横浜地裁に差し戻し判決=の車に4度にわたって急接近される妨害を受け、高速道路上に停止。後続のトラックに追突され、嘉久さん夫婦は死亡し、孫娘もけがをした。

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