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熊本独自の支援金、対象外の留学生に困惑の声 県「迅速な支給のため」

新型コロナウイルスの影響で困窮する現状を訴えるベトナム人留学生の男性(手前)と女性=熊本市中央区で2020年5月31日午後1時6分、清水晃平撮影

 新型コロナウイルスの影響で困窮する学生を支援するために熊本県が独自に設けた給付金(5万円)を巡り、外国人留学生が対象外となり、困惑の声が上がっている。留学生たちがどんな境遇に置かれ、なぜ救済対象とならないのか。熊本県の留学生たちの声を聴き、背景や問題点を探った。

 「私たちは勉強して働いている。税金も払っている。なんでもらえないのか」。熊本市の日本語学校で学ぶベトナム人女性(28)は、懸命に覚えた日本語で言葉を絞り出した。

 女性は、過去に農業の技能実習生として日本で2015~18年の3年間働いた後、19年10月に留学生として再来日。将来は日本のホテルで働くことを夢見て日本語を学んでいる。学費や生活費は、食品加工工場のアルバイトだけでまかなってきた。

 3月までは週5回程度の仕事があったが、新型コロナウイルスの感染拡大で工場の稼働が減り、勤務は週2、3回に減少。10万円程度あった月給は、4月以降、約7万円にまで減った。生活を切り詰め、学費のための貯金を取り崩して暮らすが、8月には1年分の学費60万円を一括納付しなくてはならない。「学費を払えなくなるのではないか」。重い不安がのしかかる。

 熊本市の専門学校に通うベトナム人男性(23)も、コンビニエンスストアでのアルバイトで学費と生活費を稼いでいるが、新型コロナウイルスの感染拡大で仕事が減り、月収は落ち込んだ。国が困窮した学生に10万~20万円を支給する「学生支援緊急給付金」について学校に相談したが、「成績などの要件があり、審査を通るのは難しい」と言われた。

 そんな中、友人を通じて熊本県が独自に給付金制度を設けたことを知ったが…

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