特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

「3密」回避で刈り取られた大藤、ストールやシロップ漬けでよみがえる 福岡・八女

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
刈り取られた大藤の花で作ったシロップ漬け=まる昌醬油提供
刈り取られた大藤の花で作ったシロップ漬け=まる昌醬油提供

 見物客が密集して新型コロナウイルスの感染が広がるのを防ぐため、花盛りのまま刈り取られた福岡県八女市の国指定天然記念物「黒木(くろぎ)の大藤」の花が、同市や同県久留米市の若手実業家の手で草木染のストールやシロップ漬けに生まれ変わった。地元の関係者は、感染の一日も早い終息と来年の花の季節の盛況を願う。

 大藤がある素盞嗚(すさのお)神社と周辺には、樹齢600年超の老木など約3000平方メートルの藤棚が広がる。例年4月中旬から5月上旬に境内で開かれる「八女黒木大藤まつり」には約20万人の見物客が訪れるが、今年は新型コロナ対策で中止した。それでも最長1・5メートルになる藤色の花房のカーテンを目当てに訪れる客が後を絶たず、大型連休前の4月28日にやむなく花房を刈り取った。

 ニュースでこのことを知り心を痛めたのが、同県久留米市で家族で染物店を営む福田隆雄さん(39)だ。大藤近くにあるしょうゆ製造・販売元「まる昌醬油」の跡取りで知人の堤裕一郎さん(31)に連絡したところ、同じく「藤を何かに使えないか」と考えていた堤さんが、刈り取られた花房を集めていた。福田さんも駆けつけ、処分寸前だった花房を軽トラックの荷台いっぱいに積んで持ち帰り、草木染をすることにした。

この記事は有料記事です。

残り588文字(全文1117文字)

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集