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画業が語るユーモアと社会性
「枡屋」は生産者や商人に場所を提供して販売させ、京の大半の青果を扱うほどの大店(おおだな)だった。なのに若冲は若くして隠居し、創作に没頭した。歌舞音曲に親しまず、妻をめとることもなかったことから、描くことにしか興味のない「偏固」という印象があった。
しかし、絵を見て、そうではないと思っていた。代表作「動植綵絵」の魚は、店の陳列のよ…
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