本庶さん「大学に正当な特許対価を」 製薬会社との隔たり大きく

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記者会見で小野薬品工業を相手取った提訴について説明する本庶佑・京都大特別教授(左)と井垣太介弁護士=京都市左京区の京都大で2020年6月5日午後3時43分(代表撮影)
記者会見で小野薬品工業を相手取った提訴について説明する本庶佑・京都大特別教授(左)と井垣太介弁護士=京都市左京区の京都大で2020年6月5日午後3時43分(代表撮影)

 がん免疫治療薬「オプジーボ」に関連する特許の対価を巡り、ノーベル医学生理学賞受賞者の本庶佑(ほんじょ・たすく)・京都大特別教授が5日、特許使用料約226億円の支払いを求め、小野薬品工業(大阪市)を6月中旬、大阪地裁に提訴する方針を表明した。研究者への「正当な対価」を求める本庶氏に対し、小野薬品は当初の契約を根拠とする姿勢を崩しておらず、争いは裁判の場に移される事態となった。

 「特許に対して十分なリターンを大学に入れてもらいたい」。2018年10月、ノーベル医学生理学賞受賞が決まった直後の記者会見で、本庶氏はこう訴えた。19年4月には弁護士同席で「不正確な説明で異常に低い特許料率(配分)の契約をした」と対価の増額を求め、講演の場でも同様の主張を重ねてきた。

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