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#ウェブでつながる

意表突く極意とは? 「こんまり」プロデューサーと頭脳派フェンシング女子が対談

対談する宮脇花綸(左)と土井英司氏=スクリーンショットより

 スポーツ人が、競技や業種、国や地域を超えてつながるオンライン対談企画「#ウェブでつながる」。頭脳派として知られるフェンシング女子フルーレの宮脇花綸(23)=マイナビ=と、ビジネス書評家で出版コンサルタントの土井英司氏(46)が顔を合わせた。宮脇が土井氏の著作の感想をツイッターに投稿し、土井氏もすぐに返信したことがきっかけで実現した対談。「フェンシングは駆け引きのスポーツ」と定義する宮脇と、斬新な発想でさまざまなヒット作を送り出してきた土井氏が、相手の意表を突くために意識することを語り合った。【構成・倉沢仁志】

 土井 宮脇さんは人の意図を読むため、どういうことをしているのですか。僕は出版の仕事をしているので、相手の意図を読んだり、相手の出方を先読みしたり、「意表を突く」ことが多い。フェンシングもそういう要素があるのかなと思います。

 宮脇 フェンシングには、好きな技や意識だけでは直らない「癖」みたいなものがある。相手のそういったものを必ず頭に入れておき、試合の流れで仕掛けるべきかを決めます。自分に良い流れが来て、相手がパニックになってきた時は、もともと頭に入れていたことを狙う。逆に相手が優位に立っている時は、相手が仕掛ける技を読みつつ、相手に主導権を握らせる。意図を読むというよりは、主導権を相手に握らせたり、自分が握ったりを意識します。

 土井 癖というのは、文化に由来するものもありますか? この国の人はこういうやり方をすることが多いとか、コーチに癖があったりとか。

 宮脇 ありますね。その国独特のスタイルです。フランスの選手は基本に忠実、イタリアの選手はタイミングをよく取ってくる。(試合前は)個人の選手の癖はもちろんですが、その国独特のスタイルは何かをコーチからアドバイスされたりします。

 土井 こんまり(近藤麻理恵)さんのベストセラー「人生がときめく片づけの魔法」(サンマーク出版)をプロデュースして、米国など海外で翻訳出版されたという経験があります。書籍の海外での成功は文化的な癖を突いたと思っています。ギリシャに留学したときのことです。米国人80人に対して日本人1人という環境でした。なぜ米国人がギリシャに留学するかを考えると、自国の歴史が浅いというコンプレックスを抱えているのではと思ったわけです。フランスや英国、ギリシャ、ローマから学びたいのではないかと。こんまりさんの本にある「ときめき」という言葉は、日本で昔から使われています。日本の神道を漂わせつつ、米国の文化や歴史…

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倉沢仁志

毎日新聞東京本社運動部。1987年、長野県生まれ。2010年入社。高知、和歌山両支局を経て17年から東京運動部。レスリング、重量挙げなどを担当。高校時代には重量挙げで全国高校総体に出場したが、階級で10キロ以上軽い三宅宏実選手の記録には遠く及ばない。

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