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未来への手紙プロジェクト

3世代へバトンタッチ(谷津裕子さん)

 現在私は64歳。21歳のとき長男を、24歳のとき長女を出産しました。私の両親は現在90歳ですが、2人とも元気で毎朝1時間くらいのお茶の時間を楽しんでいます。元気でいることに感謝です。

 長女が生まれたとき、母は頭の手術で家にいませんでした。代わりに父が2歳の長男の食事、おむつ換え、お風呂などの世話をしてくれました。しかし、何よりつらかったのは「ママ、ママ」と泣きじゃくり、長男が泣きながら寝付くのを待っていることだったと後で聞きました。そのころは1週間の入院で、父は毎夜、長男をおぶって病院を訪れ、玄関をうろうろ。寝静まってから家に帰る日々でした。

 現在、長男は43歳、長女は41歳になり、次の世代にバトンタッチする命の尊さを感じます。私に対する両親の気持ちもずいぶんと理解できるようになりました。どんなときにも見守ってくれるすごい存在と気づかされています。長男も長女も家庭を持ち、子どもも生まれました。彼らもいつか、親の気持ちを理解してくれるでしょう。一方で、私も両親に寄り添い、少しでも親孝行ができるような日々を過ごしていこうと思っています。

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