ボーガン殺傷容疑者、大学除籍 19年末に学費未納で 友人と交流途絶える

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
送検のため宝塚署を出る野津英滉容疑者=兵庫県宝塚市で2020年6月6日午前8時27分、藤井達也撮影
送検のため宝塚署を出る野津英滉容疑者=兵庫県宝塚市で2020年6月6日午前8時27分、藤井達也撮影

 兵庫県宝塚市の住宅で家族3人がボーガン(洋弓銃)で撃たれて死亡した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された無職、野津英滉(ひであき)容疑者(23)が2019年末、学費未納を理由に大学から除籍されていたことが、県警などへの取材で明らかになった。この頃から友人らとの交流がなくなったとされ、野津容疑者が孤立を深めていった可能性もある。

 県警などによると、野津容疑者は19年4月末が期限の前期分の授業料を納付できずに休学届を提出。後期分についても期限の10月末までに支払えなかった。結局、最終期限の12月末に除籍が決まり、大学の規則で9月末時点の除籍扱いとなった。ただ、野津容疑者は調べに「休学していたが、除籍になっているのは知らなかった」と供述しており、県警は除籍に至る経緯を調べている。

この記事は有料記事です。

残り506文字(全文845文字)

あわせて読みたい

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集