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新型コロナ オンラインで美術授業 ヤノベケンジさん講評 膳所高 /滋賀

優秀作品の「ヤノベ賞」に輝いた佐藤瑠乃さんの作品=大津市膳所2の県立膳所高で、小西雄介撮影

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校中の学生の学びをサポートしようと、県立膳所高(大津市)は5月、ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用し、京都芸術大(京都市)と連携したオンライン授業を実施した。生徒が描いた作品を、同大教授で現代美術家のヤノベケンジさんが講評し、生徒は大きな刺激を受けていた。【小西雄介】

 授業は「社会とアート」と題し、同校1年で美術を選択する109人が参加。「オリジナルのこま犬をデザインする」というテーマで、生徒は神社などのこま犬をスケッチ。イメージを膨らませて、はがきに描いて色づけした。

 オンライン授業は5月28、29両日に実施した。生徒とヤノベさんは自宅からズームに接続。ヤノベさんが生徒の作品を講評し、「制作時は何を考えているか」などの質問に答える場面もあった。

 ヤノベさんは、自身が東日本大震災後に制作した防護服姿の子どもの立像「サン・チャイルド」が、2018年に福島市内に設置された後に批判を受けたことに触れ、「肯定されたり批判されたりするのは、作品が社会の問題とともに生きているということ。美術作品は人の心を動かしたり、環境について考えたりすることにつながる」と説明。「学生時代は自分が何が好きかを発見し、その思いを持ち続けてほしい。好きなことで世界が変わることがある」とエールを送った。

 授業に参加し、優秀作品の「ヤノベ賞」に輝いた佐藤瑠乃さん(16)は、こま犬を琵琶湖の神様に見立て、人間が水質改善や環境汚染の防止に取り組まないと、琵琶湖の水を止めると警告する姿を描いた。佐藤さんは「ヤノベさんから制作への思いを聞けてエネルギーをもらった。今後も自分の問題意識を美術などの方法で発信したい」と語った。

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