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滝野隆浩の掃苔記

社会部・滝野隆浩専門編集委員のコラム。

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「コロナ禍」 寺の覚悟

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「どうなる!?どうする?これからの寺院」と題されたオンラインのゼミナールで語る鵜飼秀徳さん
「どうなる!?どうする?これからの寺院」と題されたオンラインのゼミナールで語る鵜飼秀徳さん

 <滝野隆浩の掃苔記(そうたいき)>

 先日、「どうなる!?どうする?これからの寺院」という主にお坊さんを対象としたゼミナールがあり、そのやりとりを聞かせてもらった。今はやりのオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」は初体験。全国どこからでも参加可能だし、声もはっきり聞こえてなかなかいい。

 副題が「コロナ感染症の流行を視座として」。何やら難しいが、要するに葬儀も法事も縮小・簡素化していく中で、これから寺はどうすりゃいいの、っていう対策会議みたいなもの。京都の寺の副住職で、話題となった「寺院消滅」を書いた鵜飼秀徳さんと、葬祭カウンセラーで行政書士の勝桂子さんがパネリスト。ウラもオモテも知る2人が引っ張り、本音で語り合う集いとなった。

 鵜飼さんがまず持ち出したのは、京都の有名寺の話。緊急事態宣言後に寺門を閉じた寺と、お参りの人のために開放し続けた寺があったという。「苦しいから仏様の前で手を合わせたいという人を、閉門の寺は閉め出したことにならないか。寺は今、存在意義を問われています」

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