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香川・産廃公害調停20年 美しの豊島、再びこの手に 91万トン処理 跡地浄化「自然の力で」

豊島に残るかつての不法投棄現場=香川県土庄町で2020年6月2日午後0時41分、本社ヘリから木葉健二撮影

 国内最大級といわれた豊島(てしま)=香川県土庄(とのしょう)町=の産業廃棄物不法投棄事件を巡り、住民と香川県の間に公害調停が成立してから6日で20年を迎えた。昨年7月に産廃の撤去がようやく完了し、島民は元々の「きれいな島」を取り戻す第一歩を踏み出している。

 廃車の破砕ごみ、廃油、汚泥……。豊島には1980年代前半以降、県が許可した処理業者によって有害物質を含む大量の産廃が違法に持ち込まれ、「ごみの島」と呼ばれた。住民は業者の違法行為を再三訴えたが県は動かず、90年に兵庫県警が業者を摘発するまで不法投棄は続いた。

 島民は業者の監視を怠ったとして、93年に香川県などを相手取り公害調停を申請した。2000年に調停が成立。県は謝罪し、投棄された産廃全てを撤去する義務を課せられた。03年から始まった撤去作業で処理された産廃の量は、16年間で計約91万3000トンに及んだ。

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