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「支えたい」「恩返しに」医療従事者を「食」で応援 サラダ届けるボランティア

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国立国際医療研究センター病院にサラダ弁当を届けるNPO法人「病気の子ども支援ネット 遊びのボランティア」の坂上和子さん(左端)ら=東京都新宿区で2020年6月3日、野村房代撮影
国立国際医療研究センター病院にサラダ弁当を届けるNPO法人「病気の子ども支援ネット 遊びのボランティア」の坂上和子さん(左端)ら=東京都新宿区で2020年6月3日、野村房代撮影

 新型コロナウイルス治療の中心的役割を担う国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)で働く医療従事者を「食」で応援しようと、ボランティアが週に1回、「サラダ弁当」を無償で届けている。【野村房代/統合デジタル取材センター】

これまでに350食を提供

 国立国際医療研究センター病院で長年、入院する子どもの遊び相手になる活動を続けてきたNPO法人「病気の子ども支援ネット 遊びのボランティア」が「前線で奮闘する医師たちの励ましになれば」と4月から始め、これまでに350食を提供した。

 「ウサギ形に皮を切ったリンゴがよく見えるように。彩りを考えて並べなきゃね」。毎週水曜、病院近くにある病気の子ども支援ネットの事務所兼食堂では、朝から理事長の坂上和子さん(65)らボランティアが集まり、50食分を作り上げる。取材に訪れた6月3日のメニューはラタトゥイユにイカと新たまねぎのマリネ、かぼちゃの煮物にミニトマト、デザートのリンゴとオレンジ。「3密」を避けるため作業は少人数で行い、マスクやゴム手袋を着けるなど感染症対策も徹底している。

次々に寄せられた寄付や食材

 病気の子ども支援ネットは、新宿区の訪問保育士として重い病気で長期入院する子どもたちの遊び相手をしていた坂上さんが「子どもの発達に遊びは不可欠。より多くの子どもたちの力になりたい」と1991年に設立した。国立国際医療研究センター病院や東京女子医大病院などで活動を続ける中で、乳幼児に24時間付き添う保護者の負担の重さにも気づいた。カップ麺や菓子パンなどで食事を済ませる母親たちのために、2018年から病室にお弁当を届けたりランチを提供したりする「お母さん食堂」も開いている。

 しかし、新型コロナウイルスの影響ですべての活動は休止。「看護師の子どもが保育園登園を拒否されたという話も聞いて、何かできることはないかと思った」と坂上さんは話す。少人数でコメを大量に炊いたり本格的なおかずを作ったりすることはできないが「サラダな…

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