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奇跡の傍らで

ワクチンはウイルスの指名手配書 新型コロナ向け、開発急務=荻田和秀・りんくう総合医療センター産科医

ワクチン接種者が増えれば、接種できない人も感染から守られる。先天性風疹症候群も同じだ マンガ「コウノドリ」(C)鈴ノ木ユウ/講談社

 新型コロナウイルスの新規感染者がようやく減少に転じ、全国で緊急事態宣言が解除されました。しかし新型コロナウイルスが消滅したわけではありません。引き続きマスク着用や消毒、手洗いなどの予防が必要です。

 新型コロナウイルスが怖いのは、治療法が確立していないからです。感染すれば、症状を抑えて自然に治るのを待つしかありません。現在、他のウイルス感染症のために開発された薬の中で有望ないくつかがリストアップされ、本当に効くかどうかの検証が進んでいます。その一つ、新型インフルエンザ治療薬のアビガンで「有効性が確認できなかった」というニュースがありました。一時期「アビガンで治った」という報告があったため、「確認できない」ことを不思議に思った人もいるかもしれません。しかし治療薬が正式に使えるようになるためには、使用例を集め、客観的に比較しなければなりません。まだ比較できるほど十分な使用例が集まっていないというのが現実なのです。

 アビガンは、首相が「5月中の承認を目指す」と述べるなど、新型コロナ治療薬として期待が大きかったのですが、胎児への影響が懸念されており妊婦には使えません。確実な予防のためには、ワクチン開発が極めて重要です。

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