福岡県立朝倉高校(朝倉市)の史学部が研究テーマにしている嘉麻市の「幻の石橋」がゼンリン住宅地図に記載された。部の働き掛けにゼンリンが応えた。たった1人の部員、2年の中原透也(とうや)さん(16)は「部活動の成果が表れた」と喜んでいる。【桑原省爾】
中原さんは昨夏から嘉麻市桑野掛橋の遠賀川に架かる、使われていない石橋を調査。昨年12月、石橋が石材を縦方向に組む全国でも数少ないリブアーチ型であることなどを研究発表会で報告し動画投稿サイト「ユーチューブ」で紹介した。石橋は嘉麻市議会の一般質問で取り上げられるなど話題になった。
現地調査をする際の必需品のゼンリン住宅地図に、この石橋は記されていなかった。中原さんは貴重な土木遺産である石橋の存在を広く知ってほしいと考え、顧問の泉信至教諭と共にメールや電話で住宅地図への記載をゼンリンに掛け合った。
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