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データで見る将棋

藤井七段が初めてではなかった「挑戦決定から4日後」のタイトル開幕

第91期棋聖戦五番勝負で史上最年少のタイトル挑戦を決め、別室の記者とオンラインで記者会見する藤井聡太七段=東京都渋谷区の将棋会館で2020年6月4日午後8時28分、玉城達郎撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が解除され、公式戦から遠ざかっていた藤井聡太七段(17)が過密日程を勝ち抜き、第91期棋聖戦五番勝負で最年少のタイトル挑戦を決めた。挑戦者決定が4日、開幕局は8日で、その間わずか4日間。異例のスピード開幕だが、1976年以降の公式記録を調べてみると、今回と同様に、挑戦者決定から4日後に開幕したタイトル戦があった。

 それは、79年3月に行われた名人戦。初めて4人が同率首位に並んでのプレーオフに突入した。プレーオフは3月1、6、9日と行われ、米長邦雄永世棋聖が森雞二九段を破って挑戦者となり、中原誠十六世名人との第1局が始まったのが挑戦決定から4日後の13日だった。七番勝負は中原が4勝2敗で防衛を果たしている。

 将棋ファンの中で挑戦者決定がずれ込んだタイトル戦として思い出されるのは、大みそかに挑戦者が決まった91年度の王将戦だろう。この時も、同率首位に4人が並び、谷川浩司九段がプレーオフを制して挑戦を決めた後、開幕局は92年1月16日に行われている。

 通常、タイトル戦は挑戦者決定から開幕局まで約1カ月の間隔がある。主催者はポスター作製や立会・解説の棋士などの手配を行い、対局者は作戦をじっくり練り、タイトル戦用の和服を新調したりもする。

 逆に、挑戦者を決めるトーナメントやリーグの最終結果が出てから開幕まで最も間隔が空いたタイトル戦は、今月21…

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丸山進

これまで東京学芸部や東京経済部などで取材。現在は学芸部で囲碁、将棋を担当する。以前は放送分野を取材したことも。

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