付属池田小事件19年 子ども亡くした母「学校は健全な心育む取り組みを」

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大阪教育大付属池田小の「祈りと誓いの集い」で、鐘を鳴らす児童たち=大阪府池田市で2020年6月8日午前10時11分、望月亮一撮影
大阪教育大付属池田小の「祈りと誓いの集い」で、鐘を鳴らす児童たち=大阪府池田市で2020年6月8日午前10時11分、望月亮一撮影

 児童8人が犠牲になった大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)の乱入殺傷事件から、8日で19年を迎えた。今年は新型コロナウイルスの影響で規模は大幅に縮小されたが、追悼式典は実施され、事件で亡くなった戸塚健大(たかひろ)さん(当時6歳)の母正子さんも参列。「子どもたちの命を守り、安心で安全な社会の実現を発信する意義を感じる」と思いを新たにした。

 感染の終息が見通せず、全国各地で追悼行事の中止や延期が相次ぐ。同小で全校児童が出席する「祈りと誓いの集い」は例年と違って遺族や代表の児童、教職員ら約60人に出席を限定。正子さんも今年は1人での参列となったが、「自宅にこもる状態が続き、自分を取り巻くあらゆるものが例年以上に敏感に心に突き刺さる。そんな中での実施に感謝している」と話す。

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