- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
新型コロナウイルスの影響が広がる中、県は8日、水害時の車による避難先をサイトで公開したと発表した。避難所に住民が集中しての「3密」(密閉、密集、密接)を避けるため、一時的な車中避難を促したい考えだ。【島袋太輔】
県は防災科学技術研究所(茨城県つくば市)と協力し、独自に「車で避難・安全確保 避難場所マップ」を作製。気象庁の警戒レベル3(洪水警報など=高齢者らは避難)、4(氾濫危険情報=全員避難)の発令時には、感染リスクの高い避難所に行くのをためらうことが想定される。そこで、安全な避難方法として車で一時的に避難できる場所を示した。68市町村の計823カ所を記載している。
コロナ禍の中の避難所運営を巡っては、県が運営マニュアルの策定指針を改定した。ただ、世帯の間隔を2メートル以上空けるなど感染防止対策を実施すると収容人数が半分程度になると見込まれ、台風19号で甚大な被害を受けた長野市は収容人数が3分の1以下になると表明した。そのため市は2階以上に逃げる垂直避難や車中避難、宿泊施設の活用など分散避難を検討している。
この記事は有料記事です。
残り269文字(全文730文字)