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漆黒を照らす

/97 慰安婦問題めぐる不自由 「親日」「反日」で攻撃は怖い /大阪

 「土着倭寇」という聞き慣れない言葉が、昨年から韓国でしばしば使われるようになった。調べると、日露戦争で日本に協力した団体を「土倭」と揶揄(やゆ)した一文が1908年に新聞に載り、それが転化したとのこと。中世、朝鮮半島を頻繁に襲った海賊を引き入れた者になぞらえ、「親日派」を侮蔑する言葉として再登場したのである。

 韓国では、歴史認識問題で「親日派」とレッテルを貼られると大きな傷を負う。特に従軍慰安婦問題でその傾向は強く、支援団体の主張に異見を唱えることは長くタブーであった。「慰安婦といっても、動員の方法や慰安所の運営は時期や場所によってさまざまだったが、それを書くと『親日』攻撃を受けるので、記事化するのは難しかった」と、韓国のある大手紙の元論説委員は振り返る(彼は匿名を求めた)。

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