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業界団体「小池詣で」 予算要望一手に 都議会自民の「権力源」奪う そして公明への秋波

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東京都議会定例会で所信表明演説をする小池百合子知事(左奥)=2020年5月27日午後1時5分、丸山博撮影
東京都議会定例会で所信表明演説をする小池百合子知事(左奥)=2020年5月27日午後1時5分、丸山博撮影

 東京都庁内の会議室に入ってきたスーツ姿の一団を、小池百合子知事が「写真を撮りましょう」と笑顔で出迎えた。2019年11月、都の20年度予算案の編成を前にした業界団体への「知事ヒアリング」。並び立った業界団体幹部が小池氏に要望書を手渡すとカメラのフラッシュがたかれた。

 小池氏が掲げる「都政の透明化」をアピールできるよう、会場はライブカメラが設置され、両者のやりとりはインターネットで生中継される。就任後は毎年恒例となり、団体幹部が業界の課題を説明して「配慮をお願いしたい」と予算措置を要望。小池氏が「どうぞよろしくお願いします」と応じるのがパターンだ。

 1カ月半かけて100を超える団体と会うため、1回の面会時間は15分ほど。それでも、出席した建設関連団体の幹部(88)は「話しぶりから知事が業界のことを勉強していると感じた。直接話を聞いてくれてありがたい」と話した。

 都議会の主要会派が予算原案で漏れた事業を復活させる「政党復活予算」を廃止する代わりに、知事が業界団体から予算要望を直接聞く――。小池氏が記者会見で表明したのは、就任4カ月後の16年11月。主要会派が支持者らに力を誇示する場を奪い去る妙手だった。

 都関係者によると、「廃止」は小池氏がトップダウンで決定。知事自らのヒアリングに側近から疑問を呈されても…

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