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SUNDAY LIBRARY

武田 砂鉄・評『そして、みんなバカになった』橋本治・著

自分の頭で考えること 自分の実感を持つこと

◆『そして、みんなバカになった』橋本治・著(河出新書/税別840円)

 昨年亡くなった橋本治のロングインタビューを複数収録した新書に、これからの社会について、「バカの最終局面に入るんだと思うんですけどね。今は、右傾化というよりも、バカになっていると言ったほうが早いと思いますけどね」とある。コロナ禍の中、テレビに連日映っている政治家を眺めながら、これが「最終局面」なのかとつぶやく。

 「昭和と平成の間に『バカ』という地層」があったと語る橋本だが、「これを読めば『教養』が全部つきますという本を読んでもしょうがないって、そう俺は思うのね」とも言っていた。教養とされているものを体得するよりも、あくまでも自分の実感に基づいて、思考を膨らませていくことを徹底していた。

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