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新型コロナ 在阪楽団、そろり再開 苦肉の3密回避 編成小さく、客席絞って

ソーシャルディスタンスを保つ実験演奏のため練習場に集まる関西フィルハーモニー管弦楽団の演奏者ら=関西フィルハーモニー管弦楽団提供

 新型コロナウイルス感染拡大による自粛要請や緊急事態宣言を受け、演奏会の中止や延期を余儀なくされたオーケストラ。宣言解除を受け、演奏会の再開を決める楽団も出始めたが、感染防止策の徹底、曲目変更や収入減など課題も山積している。

 関西フィルハーモニー管弦楽団(大阪市港区)は5月29日、他楽団に先駆けて「ソーシャルディスタンス実験演奏」を自前の練習場で行った。6月27日にザ・シンフォニーホール(大阪市北区)で開く定期演奏会の開催可否を探るため、演奏者同士の間隔を1・5~2メートル取り、弦楽器奏者らはマスクを着用して臨んだ。「演奏者の距離を離すには編成を小さくせざるを得ず、音楽的な影響が気がかりだった」と浜橋元・専務理事は話す。演奏の出来に問題はなく、プログラムを3曲中2曲変更することで編成の問題を解消。2月末以来4カ月ぶりとなる演奏会開催を決めた。

 感染防止策は客席側にも求められる。1席以上の間隔確保のため、ホールの総座席数約1700に対し、入場者数は700人に抑えた。販売済みチケットや会員分で700枚は既に完売。当日券など追加の販売は行えず、赤字は免れないが、関西フィルは「日本の文化芸術の今後を考えれば、できる範囲から、安全策を取りながら、光明を目指して動いていくべきだと判断した」としている。

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