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京都市京セラ美術館、開館記念展「杉本博司 瑠璃の浄土」 青のきらめき、和の心 新館・東山キューブ

 京都市美術館(京都市左京区)が約2年の改修整備を経て、京都市京セラ美術館としてリニューアルオープンした。目玉の一つ、現代美術の展示空間として設けられた新館「東山キューブ」では、開館記念展「杉本博司 瑠璃(るり)の浄土」が開かれている。世界を舞台に活躍する現代美術作家、杉本博司が、写真作品を中心に世界観を展開。京都・岡崎の地に現代の浄土が出現した。10月4日まで。【三輪晴美】

 京都市美術館は1933年、日本で2番目の公立美術館として開館。歴史を重ねた建築が、重厚な意匠を残しつつ新たな姿に生まれ変わった。記念展会場に足を踏み入れると、清澄な空気に身が引き締まる。硝子(がらす)の五輪塔が並ぶ空間は参道に見たてられ、視線の先には光学硝子片を収めた「瑠璃の箱」が輝きを放つ。瑠璃は半貴石のラピスラズリだが、古くは硝子を指す言葉でもあった。今展は、瑠璃(=硝子)に魅せられた杉本による仮想の浄土だ。

 杉本は48年生まれ。70年に渡米して以来、日米を往来しつつ作品を発表。静謐(せいひつ)な画面に永遠の時を感じさせる「海景」をはじめ、写真シリーズの数々は世界で高く評価されてきた。

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