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小池都知事が再選出馬 「劇場型」の成果問われる

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 東京都の小池百合子知事が、都知事選への再選出馬を表明した。ほかに、元日弁連会長の宇都宮健児氏、元熊本県副知事の小野泰輔氏らが出馬を予定している。

 前回選挙で小池氏の対立候補を推した自民党も、立憲民主党も今回は自前の候補を擁立できなかった。都知事選は組織戦が通用しにくい。小池氏の高い知名度が壁になった。

 小池氏は前回、都議会を主導していた自民党都連を「ブラックボックス」と呼び、不透明な都政の象徴として攻撃することで有権者の期待を集めた。

 「敵」を常に仕立て、戦う姿勢を演出する。メディアへの露出を増やし、世論の支持を政策の追い風にする。「劇場型」の手法は、就任後も繰り返されてきた。

 その一例が、就任直後に突然延期を表明した築地市場の豊洲移転だ。小池氏は移転決定に関わった過去の都知事や都議会を批判し、安全対策や政策決定のずさんさを浮き彫りにした。

 ただ、市場は約2年遅れで移転した。築地の跡地利用は今も迷走している。当初の「食のテーマパーク」構想は、いったん国際会議場を核とする再開発計画に変わったが、さらに変更されるという。

 4年前の公約は、待機児童や介護離職など7項目の課題を解決するとした「七つのゼロ」だった。しかし、実現したのは「ペットの殺処分ゼロ」だけだ。

 小池氏は出馬会見で「4年間の『東京大改革』をさらに進める」と決意を語ったが、問題提起するだけでなく、達成できなかった理由を説明する責任がある。

 小池氏は4月以降、都の動画サイトなどで新型コロナウイルスへの対応について連日発信した。「3密」や「ステイホーム」など、キャッチフレーズを多用した分かりやすい説明が耳目を集めた。

 緊急事態宣言の発令時期や休業要請に応じた事業者への協力金については、慎重姿勢を示した国との綱引きで存在感を示した。

 ただ、感染防止の強いメッセージを出し始めたのは、東京オリンピックの延期が固まってからだ。初動の遅れには疑問が残る。

 争点は小池都政の評価だ。この4年間に残した成果が問われることになる。

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