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新型コロナで小児がんへの支援が減っています 遠方に入院、会えない家族

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寄付を呼びかける小児がんを経験した子どもら=東京都港区で、2018年4月撮影(ゴールドリボン・ネットワーク提供)
寄付を呼びかける小児がんを経験した子どもら=東京都港区で、2018年4月撮影(ゴールドリボン・ネットワーク提供)

 新型コロナウイルスの影響で、小児がんの子どもや家族を支援するNPO法人「ゴールドリボン・ネットワーク」(東京都豊島区)の資金が不足し、支援縮小を余儀なくされている。街頭募金などの活動自粛が長期化しているためで、ゴールドリボンは「子どもたちのために支援を」と寄付呼びかけの声を強めている。

 「助成が減り、福島と名古屋の行き来を減らさざるを得ない」。福島市の主婦、甘粕麻衣さん(35)は訴える。三女心々(ここ)ちゃん(5)は2歳6カ月で神経のがん「神経芽腫」が見つかった。2019年9月から福島を離れ、神経芽腫の治療に実績のある名古屋大医学部付属病院(名古屋市昭和区)に転院した。心々ちゃんには麻衣さんが付き添っている。

 福島に残る夫健太郎さん(36)や心々ちゃんの3人のきょうだいをつないできたのが、ゴールドリボンが患者家族の宿泊・交通費を年間最大50万円助成する制度だった。心々ちゃんが家族と過ごす貴重な時間を支えていた。

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