- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

舞鶴市喜多地区に建設が予定されていた国内最大のパーム油バイオマス発電所が事実上、建設を断念する情勢になった。市は13日の地元説明会で、事業会社「舞鶴グリーン・イニシアティブス合同会社」(MGI)のオーナー会社のアンプ社から「6月中に次のオーナー会社が見つからない場合、7月1日からMGIの会社清算の手続きに入る」との連絡があったことを明らかにした。MGIは再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)の認定を取得しており、清算された場合、認定が消失する。元々この事業をスタートさせた日立造船の担当者は「MGIが清算されたら事業のやりようがない」としている。【塩田敏夫】
アンプ社はカナダに拠点がある企業で、MGIに100%出資したオーナー会社。日立造船は2017年2月にFITの認定を受け、MGIに引き継いだ。「日立造船ではファイナンスはできない」と判断し、MGIから委託を受ける形で発電所の建設、運営、保守を担う予定だった。
この記事は有料記事です。
残り1681文字(全文2098文字)