リビア内戦、攻守逆転 トルコ介入、暫定政権優位に

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 内戦が続く北アフリカのリビアで戦況が大きく変化している。首都トリポリを拠点とするシラージュ暫定政権が5月中旬以降、東部を拠点とするハフタル将軍率いる民兵組織「リビア国民軍」(LNA)の航空基地などを奪取し、攻守が逆転した。暫定政権を支援するトルコのてこ入れが背景にあるが、LNA側につくロシアも雇い兵部隊などを派遣して介入を強化。ロシア、トルコがそれぞれ別の勢力を支援するシリア内戦の構図が一部「移転」した形で、戦火が更に激しくなる恐れが強まっている。

 LNAは2019年4月にトリポリへの進軍を開始し、以後は首都周辺での戦闘が激化。だが暫定政権は今年5月、首都の南西約120キロにあるLNA側の重要拠点のワティーヤ航空基地を陥落させ、6月4日には首都全域からLNAを駆逐したと宣言した。両者は10日、停戦協議を再開。LNAを支援するエジプトなども停戦を後押しするが、その行方は不透明だ。

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