自民・後藤田氏 首相に「いや、いや、いや、そういうことやなく!」 「得意な企業に再委託」発言に

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後藤田正純氏=蒲原明佳撮影
後藤田正純氏=蒲原明佳撮影

 「持続化給付金」の業務が活動実態の乏しい一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」に外部委託され、大部分が広告大手の電通に再委託された問題を巡り、安倍晋三首相はインターネット番組で「得意な企業に再委託している」などと述べた。これに対し、自民党の後藤田正純・元副内閣相は「いや、いや、いや、そういうことやなく!得意とかでなく!」などとツイッターで激しく「ツッコミ」を入れた。どういう思いで発信したのか? 本人に聞いてみた。【立野将弘】

「黒塗りはあかんやろ?」

 この問題を巡り、安倍晋三首相は14日、インターネット動画サイト「ニコニコ動画」の番組で「それぞれの分野に得意な企業がいる。得意なところに再委託すると説明を受けている」などと説明した。

 これに対し、後藤田氏は「片方の見積もりがいくらだったのか?国民の税金なんやから黒塗りはあかんやろ?」「再委託の割合高すぎ、つまり丸投げはいいのか?」「なぜ直接電通発注せんかったん?」とツイートし、首相発言に疑問を投げかけた。ウイルス感染拡大を受け、中小企業や個人事業主に最大200万円を支給する持続化給付金事業の事務を約769億円で協議会に委託した。しかし、協議会は金額の97%を電通に再委託しており、野党は「協議会はトンネル団体だ」などと批判している。入札を巡っても、協議会と競合した「デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社」の応札額の方が低く、デロイトの応札額だけが黒塗りで開示されるなど不透明さが指摘されている。

 後藤田氏は首相と距離がある石破派に所属しているとはいえ、当選7回の経歴を誇る自民党衆院議員の発言としては、かなり踏み込んだ内容だ。どういう気持ちでツイートしたのか、話を聞いてみた。

「国民の知る権利、反映されていない」

 ――総理の説明で、どこに違和感を覚えたのでしょうか。

 ◆以前からおかしいと思っていたのは、国民の知る権利がなぜ反映されないのかと。もちろん、持続化給付金の政策自…

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