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埋もれた記憶・朝鮮戦争70年

朝鮮戦争 日本の民間人・少年も戦闘参加 勃発70年、米軍極秘文書で明らかに

毎日新聞が入手した米軍作成の極秘文書の一部=福岡市で2020年6月12日午後9時14分、津村豊和撮影

 1950年に勃発した朝鮮戦争に、少なくとも日本の民間人男性60人を米軍が帯同し、うち18人が戦闘に加わっていたことが、毎日新聞が入手した米国立公文書館所蔵の米軍作成の極秘文書で判明した。60人のうち20歳未満の少年が18人おり、うち4人が戦闘に参加していた。前線で殺害された日本人の死亡証明書1通と行方不明者1人の報告書もあった。6月25日で朝鮮戦争勃発から70年となる。

 朝鮮戦争では、米海軍の要請で日本政府が極秘に編成した海上保安庁の特別掃海隊が機雷除去にあたったほか、朝鮮半島での港湾業務や船員としての米軍後方支援で、日本人が50年6月~51年1月に計57人死亡したことが明らかになっている。今回の極秘文書で日本の民間人の戦闘参加が新たに浮かび上がり、専門家は「日本人の『従軍』を裏付ける貴重な資料だ」と話している。

 毎日新聞が元在日米軍基地従業員の親族を取材した際に朝鮮戦争時に渡航した日本人の存在を聞き、今年1月に米国立公文書館から関連文書を入手した。

 文書は843ページあり、タイトルは「韓国における日本人の無許可輸送と使用」だった。帯同した60人の尋問記録を中心に、それぞれの身上経歴書や指紋、写真を添付した文書もあった。60人のうち10~20代が46人で、9歳の子どももいた。最年長は51歳。48人が在日米軍基地従業員で、そのうち12人は少年。残る12人の職業は不明で、うち6人が少年だった。

 60人の大半は開戦直後の50年7月ごろ渡航し、約7カ月後の51年1~2月に帰国。米軍はそれぞれの帰国前後に尋問していた。基地従業員は基地の上官に誘われて…

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