選手を萎縮させた「自粛」 サーファーに冷たい視線「悲しい」 それでも前へ
毎日新聞
2020/6/16 11:00(最終更新 6/16 11:05)
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容赦ない言葉が心にさざ波を立てた。「五輪競技から外すべきだ」「自分たちのことしか考えていない」。東京オリンピックで初採用となるサーフィンへの出場が有力な村上舜(しゅん)(23)は、「ここまで言われてしまうとは思ってもいなかった」。慣れ親しんだ海を遠く見つめた。
世界で新型コロナウイルスの感染が広がり始めた3月中旬、村上はツアー先のオーストラリアから帰国した。海外で感じた自粛ムード。帰国しても海岸への立ち入りを極力避け、自宅前での筋力トレーニングに集中した。「頭の中は海から離れないよう自宅で大会の映像を見て研究した」。だが、日本では思わぬ事態が起きた。
政府の緊急事態宣言が全国に発令された4月16日以降、メディア…
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