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第94回センバツ高校野球

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センバツ交流試合 東海大相模、元気な声 3カ月ぶり練習再開 /神奈川

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約3カ月ぶりの練習。グラウンドを笑顔で駆け抜ける選手=神奈川県相模原市で、宮島麻実撮影 拡大
約3カ月ぶりの練習。グラウンドを笑顔で駆け抜ける選手=神奈川県相模原市で、宮島麻実撮影

 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で8月に開催される「2020年甲子園高校野球交流試合(仮称)」に出場する東海大相模が14日、約3カ月ぶりに練習を再開した。グラウンドには部員たちの元気な声が戻り、チームは新たな目標に向け再スタートを切った。【宮島麻実】

笑顔でキャッチボールをする部員ら=神奈川県相模原市で、池田直撮影 拡大
笑顔でキャッチボールをする部員ら=神奈川県相模原市で、池田直撮影

 部員たちはこの日、キャッチボールやノック、ティーバッティングなどで約2時間汗を流した。新型コロナウイルスの影響を受け、3月21日から活動を休止していた。久しぶりのグラウンドの感触に、山村崇嘉主将(3年)は「みんなで野球をするのは改めて楽しいと感じた」と話した。

 練習再開前日の13日には、2、3年生の部員が集まってミーティングが開かれた。門馬敬治監督は「新たな目標に向け、全力で頑張ろう」と声をかけ、交流試合への参加を伝えた。部員たちは真剣なまなざしで監督の言葉に耳を傾けていたという。

 休止期間中、部員たちは自主トレーニングに励んできた。「室内練習場を借りたり、バッティングセンターに行ったり、試行錯誤してやっていた」(山村主将)。部員らは各自で練習メニューを考え、スイングの動画をコーチに送って繰り返しアドバイスをもらった。門馬監督は無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じ、部員に毎日メッセージを送り、コミュニケーションを欠かさなかったという。

 練習後、門馬監督は「選手がユニホームを着て、グラウンドに立って、声を出してプレーすると、いろんなことが想像され、気持ちが湧き上がってくる」と語った。主軸の西川僚祐選手(3年)は「今まで当たり前にやってきた練習は、大切な時間だったんだと感じた。甲子園で1試合やらせてもらえるので、勝ちにこだわっていきたい」と決意を口にした。

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