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新型コロナ ヘルパーに体温計貸与 派遣NPO、視覚障害者外出同行 大津 /滋賀

曽我昌輝さん(左)の自宅玄関で、ガイドヘルパーの石松真由美さんが非接触型の体温計を使って体温を測った=大津市で、菅健吾撮影

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 視覚障害者の外出に同行するガイドヘルパーを派遣するNPO法人「テクテク大津」(大津市本丸町)は、新型コロナウイルスの感染予防対策として、ヘルパーに非接触型の体温計を貸し出している。同法人によると、同様の試みは全国的にも珍しいという。視覚障害者とガイドヘルパーからは「体温がすぐに分かり、お互いに安心だ」と好評だ。【菅健吾】

 ガイドヘルパーは、視覚障害者の外出時に同行して、必要な情報提供や代読・代筆などの「同行援護」を行う。利用者はヘルパーの肩に触れるなどして移動する。同行援護は障害者総合支援法に基づくサービスで、利用者は自治体の認定を受けた事業所と契約を結び、ヘルパーが派遣される。費用の一部は国や自治体が負担する。

 同法人は新型コロナの感染拡大による緊急事態宣言が出ていた期間は「不要不急の外出」にあたらない、買い物や通院に限って同行援護を提供してきた。5月14日に滋賀を含む39県で宣言が解除されたが、感染リスクへの不安から外出をためらう事例も出てきた。同法人理事長で、自身も視覚障害を持つ奥村清和さん(59)は、大津市内で活動する同法人のヘルパー約50人全員に非接触型の体温計を貸与することを決定。同25日からは、ヘルパーが視覚障害者の自宅で体温を測った上で、外出するようにしている。

 6月3日、買い物などのために同行援護を申し込んだ大津市のしんきゅう師、曽我昌輝さん(78)宅では、ガイドヘルパーの石松真由美さん(63)が玄関先で体温を計測していた。曽我さんは「熱があった場合、外出をやめたり、病院に行ったりと対応できる。自分たちもガイドヘルパーも安心だ」、石松さんは「脇に挟むタイプの体温計はお願いしづらいが、非接触型は額にかざすだけですぐ測れる。朝のコミュニケーションの一つになっている」と話した。奥村さんは「僕たち視覚障害者もガイドヘルパーも感染は怖い。少しでも不安を減らして、外出してほしい」と願った。

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