「多額の無駄金」批判に「現時点では指摘当たらず」 イージス・アショア計画停止、菅官房長官会見詳報

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
菅義偉官房長官=首相官邸で、竹内幹撮影
菅義偉官房長官=首相官邸で、竹内幹撮影

 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画停止に関して、16日の菅義偉官房長官の記者会見で質疑があった。河野太郎防衛相による計画停止の判断は「米側との協議を行い、検討を進めてきた結果であり、適切なものだ」と強調。既に支出した約120億円など「多額の無駄金」の責任の所在を問われると、「今般の判断は、配備に関するプロセスを停止するということで、現時点において無駄になるという指摘は当たらない」とかわした。

 一方、自民党内でミサイル防衛の一環として待望論がある「敵基地攻撃能力」の保有については「日米の役割分担の中で米国に依存してきており、政府としては今後とも日米間の基本的な役割分担を変更することは考えていない」と否定した。主なやりとりは以下の通り。【秋山信一】

 --今後、閣議決定を含めて中期防衛力整備計画の見直しなども検討するのか。河野防衛相の判断をどう評価するか。

 ◆まず、今後の対応については、国家安全保障会議(NSC)に今般の状況を報告し、その上で議論を踏まえ、検討していくことになります。そのため、その議論や今後の検討の内容などについては予断を持ってお答えをすることは差し控えたいと思います。また今回の河野大臣の判断については、米側との協議を行い、検討を進めてきた結果であり、適切なものであると考えます。

 --今後イージス艦の増強、あるいは体制拡充を検討していくのか。

この記事は有料記事です。

残り1632文字(全文2232文字)

あわせて読みたい

注目の特集