特定遺伝子持つ細菌を狙い撃ちする殺菌技術開発 検査に応用も 自治医大グループ

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
新たな殺菌技術を開発した気駕恒太朗講師=栃木県下野市の自治医科大で2020年6月11日午後3時11分、増田恵実撮影
新たな殺菌技術を開発した気駕恒太朗講師=栃木県下野市の自治医科大で2020年6月11日午後3時11分、増田恵実撮影

 自治医科大医学部(栃木県下野市)の崔龍珠(さいりゅうしゅ)教授(57)と気駕(きが)恒太朗講師(37)らの研究グループは、特定の遺伝子を持つ細菌を狙い撃ちできる新しい殺菌技術を開発したと発表した。抗生剤(抗菌薬)が効かず、治療が困難な薬剤耐性菌による感染症などの治療薬開発に応用できる可能性があるという。10日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版で発表した。【増田恵実】

 現在、特定の疾患を引き起こす細菌だけを狙って死滅させる方法はなく、これまでの抗菌薬の研究でも多くの細菌に幅広く効く薬が開発されてきた。だが従来の抗菌薬は体を健康に保つために必要な細菌まで殺してしまい、副作用が出ることがあった。また抗菌薬が開発されるたびに新たな薬剤耐性菌が生まれるいたちごっこが続いており、抗菌薬の開発は頭打ちとなっている。

この記事は有料記事です。

残り517文字(全文881文字)

あわせて読みたい

注目の特集