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名古屋市 東一文具工業所 蜜ろうで安心クレヨン /愛知

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クレヨン工房で、蜜ろうから作った「とういちクレヨン」を手にする水谷正幸社長(右)と弟の水谷和幸工場長=名古屋市南区の東一文具工業所で
クレヨン工房で、蜜ろうから作った「とういちクレヨン」を手にする水谷正幸社長(右)と弟の水谷和幸工場長=名古屋市南区の東一文具工業所で

 蜂の巣から取り出した「蜜ろう」は、化粧品や菓子にも使われる自然素材だ。東一文具工業所(名古屋市南区)が作る「とういちクレヨン」は、この蜜ろうを材料に透明感のある美しい発色と、子どもがなめても安心な素材で根強い人気を誇る。工房で手がけるのは、社長の水谷正幸さん(44)と工場長の水谷和幸さん(38)兄弟だ。共に開発を重ね、鮮やかな彩りを生み出してきた。

 蒸気熱釜の中では、油脂とすりつぶした顔料などが混ざった鮮やかな色の溶液がかき混ぜられている。熱気がこもる工房は夏場、うだるような暑さという。工房での作業を担うのは主に和幸さん。釜からすくった溶液を、クレヨン600本分の小さな穴が並ぶ手動成型器に流し込む。固まるのを待って型から出し、形を整え、包装すれば完成だ。

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