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“控え3年生”引退試合 北陵・永尾選手、気迫の全力プレー /佐賀

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試合前に3年生部員と話す北陵の吉丸信監督(左端)
試合前に3年生部員と話す北陵の吉丸信監督(左端)

 北陵高(佐賀市)と鳥栖工高(鳥栖市)の野球部による「引退試合」が、佐賀市の北陵高野球部グラウンドであった。今年で10回目を迎えた引退試合。7月11日に開幕する夏の甲子園・佐賀大会の代替大会で控えに回る可能性の高い3年生が出場し、培った力を披露した。【高橋広之】

 「自分ができる全力を尽くす」。二回裏、北陵の攻撃。内野ゴロに倒れながらも、一塁にヘッドスライディングを見せた永尾裕也選手(17)はそう話した。「何が何でも塁に出て、チームに流れを引き寄せたかった」と気迫を見せ、チームを鼓舞した。

 小学2年の頃、2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の宮崎キャンプを見に行ったことがきっかけで野球を始めた。当時、福岡ソフトバンクホークスに在籍していた川崎宗則選手に憧れた。自宅の机に川崎選手の写真を飾るなど、根っからの野球少年だった。

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