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論点

「大阪維新の会」10年

 地域政党・大阪維新の会が発足10年を迎えた。大阪府・市を再編する「大阪都構想」を実現するため、国政にも進出。市場原理に基づく政策を、反対勢力や既成政党を強く批判する形で推し進めてきた。過激な発言で物議を醸し、所属議員の不祥事も後を絶たない負の要素もつきまとう維新。その政治手法を考える。

 維新誕生前の大阪市は、市職員の労働組合に支えられて当選した市長が既得権益を守る市議会と歩調を合わせ、悪化する財政状況に対する一手は節約だけだった。交通インフラの刷新や教育への投資もできない。大阪府も財政危機は変わらず、大阪全体を変えるには政治、特に大阪市役所を根本から変える必要があった。

 そんな中、大阪都構想を旗印に地域主権を掲げる維新が2010年に結成された。中央政党の出先のような政党から構成される地方議会では既得権の打破や大胆な予算の組み替えなどは無理だからだ。それから10年、維新は既得権益向けの事業を引きはがし、遅れていたモノレール延伸、教育、医療など次世代向け事業に予算を振り向けてきた。

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