米司法省は16日、ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が近く出版予定のトランプ政権の内情を暴露する著書について「公表されれば安全保障を脅かす機密情報が含まれている」として出版差し止めを求め、ワシントン連邦地裁に提訴した。ボルトン氏側は「トランプ大統領にとり恥ずかしい内容であるが、安全保障への脅威ではない」と主張している。
ボルトン氏は昨年9月に解任されるまで約1年半、トランプ氏の下で補佐官を務めた。出版社によると、6月23日発売予定の回顧録は、トランプ氏の職権乱用などの違反行為が、議会による弾劾の根拠となったウクライナ疑惑にとどまらず「外交政策全般に及んでいた」と主張。「再選に向けた打算に基づかない政策決定を見つけることは難しい」として、行動の大半が選挙を意識したものと指摘する内容だ。
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