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没後200年・伊能忠敬を歩く

2018年は伊能忠敬が没して200年。ゆかりの地を記者が訪ねました。

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没後200年・伊能忠敬を歩く

/24 さまざまな器具使い測量 細かい作業の積み重ね

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千葉県香取市佐原の伊能忠敬旧宅には、測量に用いた器具のレプリカが展示されている。(右から)天体観測で使った大型の象限儀、遠くの山の方角を測る半円方位盤、測量が幕府の公的事業であることを示すために掲げた御用旗=広瀬登撮影
千葉県香取市佐原の伊能忠敬旧宅には、測量に用いた器具のレプリカが展示されている。(右から)天体観測で使った大型の象限儀、遠くの山の方角を測る半円方位盤、測量が幕府の公的事業であることを示すために掲げた御用旗=広瀬登撮影

 今からちょうど220年前の1800年6月、蝦夷(えぞ)地に向け初めての測量の旅に出発した伊能忠敬。以後、測量隊は約17年かけて全国を回り、その距離は地球一周を超える約4万3707キロにも上った。海岸線や街道などを一歩一歩丁寧に計測・記録しながらの長い長い道のりだった。忠敬らの測量はどのようなものだったのか。足跡をたどる旅を再開する前に、番外編第3弾として紹介する。

 房総半島の北東部、千葉県九十九里町小関に小さな公園がある。幹線道路から少し離れた静かなたたずまい。が、天高く指さす男の銅像や古い記念碑が、ただの公園でないことを教える。ここは忠敬の生家の跡地なのだ。

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