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新型コロナ 長浜出身、延暦寺中興の祖 疫病鎮めた「良源」本に 終息を願って執筆 彦根の出版社発売 /滋賀

2020年6月20日に緊急発売されるムック本「疫神病除の護符に描かれた元三大師良源」を手にする福井智英学芸員=滋賀県長浜市公園町で、若本和夫撮影

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 平安時代の僧で、疫病を鎮めたと伝わる元三大師良源(がんざんだいしりょうげん)(912~985年)に焦点を当てたムック本「疫神病除(えきしんやまいよけ)の護符に描かれた元三大師良源」が20日、サンライズ出版(彦根市)から緊急発売される。良源は、近江国浅井郡三川(現在の長浜市三川町)生まれとされる比叡山延暦寺中興の祖。新型コロナウイルスの感染拡大で、疫病の流行を予言したという妖怪「アマビエ」に注目が集まっているが、同社の編集者は「実在した良源の生涯も知ってもらい、良源生誕の地から、一日も早いコロナ禍の終息を願いたい」としている。【若本和夫】

 良源は疫病が流行した際、角が生えた鬼「角(つの)大師」の姿となって疫病神を退散させたとされ、「角大師」が描かれたお札は古くから厄よけを願う人々の信仰の対象となってきた。

 ムック本は、1995年から良源の研究を続けている長浜城歴史博物館学芸員、福井智英(ちえ)さんが主に執筆した。福井さんは伝記資料を読み解き、良源の生涯や伝説、庶民に広がった信仰の形などを紹介。おみくじのルーツとされる「元三大師御籤(みくじ)」などにも触れている。また福井さんが西教寺(大津市)や三千院(京都市)などの寺院で集めた「角大師」や「元三大師」のお札の写真17点も掲載している。

 福井さんは「新型コロナウイルス感染症の終息を願って執筆しました。アマビエは有名になりましたが、元三大師の化身、角大師をきっかけに長浜の豊かな歴史や文化をもっと発信していきたい」と話している。

 A5判32ページ。990円。売り上げ金の一部は新型コロナ対策に役立てる。問い合わせはサンライズ出版(0749・22・0627)。

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